君は何(ど)の道を歩いて生く?
僕は人の道歩いて生く
踏み外す事は人の定めと
思わずに居(お)られない世の末
霞行く先の見えぬ物に添(さ)え
僕とて惑いて心乱せば
踏み外したるは確かな事とて
思い至りし道の段(きざはし)
人間故に踏み外し
人間故に踏み留(とど)む
君は省みる事は出来る?
僕は省みる事は出来る
只思い出すは人の常だと
思わずに居(お)られない世の末
君は思い遣る気持ちは在る?
僕は思い遣る気持ちは在る
只角を立てず己が為にと
思わずに居(お)られない世の末
壊れ逝く末の世と人の道から
外れし僕だとて目を凝らせば
人間は詰(つ)まりそう言う物だと
思い至りて僕の道生く
人間故に踏み外し
人間故に返り来る
君は何(なん)の道歩いてるの?
僕は僕の道歩いてるの
踏み外す事は在るだろうけど
留(とど)むも返るも人なのだと
本歌
さだまさし
「惜春」
