鈍さをも知らず 歩き行く僕は
静かに哭いて逝きます 痕形無く
遠くで人等の変わり行く様を
何気無く見て居たら もう…
辛くも為ります さあお終いです
失くして今を生く 人等が癒えない
僕は正面です 本当は嘘です
癒えない心を 読んで下さい
生きて良いのか 死ねば良いのか解らない
恨み辛みで生きて行くのも遣る瀬無い
獣道 其の先は 何が待つ 霧の中
薄情な人の かけてゆく心
今の世は其れも 当たり前だと言う
カラカラと笑う 過ぎ去る人等に
苛立つ自分が哀しい
考えもせずに 勝手な見方で
疑いもせずに 自分が正しいと
簡単なのです 生きるには其れが
首絞めて居るのに 誰も気付かない
生きる為なら 誰も蹴落とし生くでしょう
過ぎたとしても 当たり前だと言うでしょう
責め立てて 省みず 仕舞って 下さい
ほんの少しの 情けだけでも良いのです
ほんの少しの 我慢だけでも良いのです
獣道 其の先は 何が待つ 霧の中
本歌
さだまさし
「桐の花」
