
タグ: <
-
人目暗
見えぬ大きな誰彼数多
街でひとつみ生きて居る
誰も私を誰かに捜し
そう為て自分と思ってる人の道訊けば獣道
道が解らず僻む人
白く窶れた其の足で
真中に立って居られようか何時も要らぬと捨てて来た
見える物こそ大事だと
嘸かし自分は大きかろ
私を誰かに捜す人其れでも人は今を生き
変わって仕舞う仮の人
白く窶れた其の足で
真中に立って居られるだろうか白く窶れた其の足で
真中に立って居られるだろうか本歌
山崎ハコ
「花枕」 -
薄情
人肌も冷めた、薄情が
此の世の其処等で、泣き喚く
縁の糸、絡んで、縺れた
此の世と彼の世の、狭間にて息切れて、詰んだ
僕等の、前途を
誰が、轢き殺し
誰が、引き取る何かは僕等を、繋ぎ
何かは僕等を、引き千切る
何かしら、奄々に
吹き浚われ、そして尽きて其れでも人は、懲りずに
鮮やかな嘘に、染められて
そしてまた、繰り返す
時折、物憂げな人、演じ其処い等の冷めた、薄情が
今日も手招きしてる、此の街
人伝の、何某が、燃えて
為す術無く、波間に、消えた正気無い、笑みが御沙汰を、下して
今宵の、肴に、誰が、成るだろうか何かが、僕等を繋ぎ
何かが、僕等を引き千切る
何もかも、炎々に
燃え続けて、そして尽きて其れでも、人は懲りずに
華やかな、嘘で染め上げて
そしてまた、繰り返す
其れが、当り前と、云う様に時既に遅しと気付かずに。
本歌
中田裕二
「薄紅」 -
此の世で生きたい
此の世も暮れを行く
逝く魂飛び交う
交わらない此の世
此の世が仕舞う彼の世が近付く
御蔭も情けも廃れ
廃墟と成る心
心も亡く為れて
為体が詠う彼の世が近付く
何なら逝けば良い八十五秒の重みは生か為れず
人の世は直ぐ直ぐ夜深け前に沈む彼の世が近付く
何なら逝けば良い
彼の世が近付く
其れなら逝けば良い嗚呼嗚呼嗚呼
本歌
andymori
「遠くへ行きたい」 -
かいじゅうのひと
人間は人と言うんだ
だけど神にと為りたがるんだよね
直ぐ直ぐ鬼に成るよ
そう為て誰でも仁を泣かす
人の情け添え踏み躙ったり
御前の所為だと責任転嫁
其れでも一端の人だ何て宣うんだよ
他人事知らんがな皆の気持ち
人に成れば解る?
解らないなら知らない人間は人と言うんだ
だけど鬼へと成っちゃうんだよね
直ぐ直ぐ仁を捨てて
そう為て誰でも神をも泣かす
畏れも知らずに冥加も知らずに
神頼み為ては厄が落ちたと
何時でも勘違い為てる其れが人間なんだよ
他人事知らんがな皆の気持ち
人に成れず解る?
知らないから解らないそうだね此の世は何処も彼の世なのかも知れないね
神でも鬼で添えも人でもなくて
刹那無常に流る
流れ逝く何かしら
仁添え晦渋本歌
原由子
「かいじゅうのうた」

