you don't know me

意見には個人差が多分に含まれて居り〼

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  • 薄情

    人肌も冷めた、薄情が
    此の世の其処等で、泣き喚く
    縁の糸、絡んで、縺れた
    此の世と彼の世の、狭間にて

    息切れて、詰んだ
    僕等の、前途を
    誰が、轢き殺し
    誰が、引き取る

    何かは僕等を、繋ぎ
    何かは僕等を、引き千切る
    何かしら、奄々に
    吹き浚われ、そして尽きて

    其れでも人は、懲りずに
    鮮やかな嘘に、染められて
    そしてまた、繰り返す
    時折、物憂げな人、演じ

    其処い等の冷めた、薄情が
    今日も手招きしてる、此の街
    人伝の、何某が、燃えて
    為す術無く、波間に、消えた

    正気無い、笑みが御沙汰を、下して
    今宵の、肴に、誰が、成るだろうか

    何かが、僕等を繋ぎ
    何かが、僕等を引き千切る
    何もかも、炎々に
    燃え続けて、そして尽きて

    其れでも、人は懲りずに
    華やかな、嘘で染め上げて
    そしてまた、繰り返す
    其れが、当り前と、云う様に

    時既に遅しと気付かずに。

    本歌
    中田裕二
    「薄紅」

  • 後死地悟志知志智

    後ろ見ず死地を探すや悟り人

    押し並べて世間の気持ち
    一緒だと宣う君の底知れぬ闇

    彼れは嫌此れは嫌だと
    君の言う夕暮れ時が僕は好きなの

    陽炎の頭に過る彼の児等は
    今は何処の風に為ったか

    差し延べて直ぐに手を切る足を切る
    序でに舌も切られりゃ善いのに

    夏の夜に鵺の声聞き此の身添え
    鵺に成りたい繕いの僕

    此の儘じゃ彼奴に成ると思いつつ
    省みないは何時もの日課

    当て付けて中るも八卦と辻辻で
    言うは易しと六道の辻

    扱き下ろす腹は腹とて脊に成らず
    黒光り為る心根の玉

    さあ行こう君の後ろを只行けば
    其処は地獄の沙汰も下りて

    ささくれの手を摩る人叩く人
    ささくれる人ささくれない人

    朝焼けに君は微かに顔歪め
    後は野と成れ山と成れかと

    覚悟為て歩けば何か見えるかと
    思うが要は杳と為た儘

    彼の人が恋し愛しと乱れるは
    突かれた丈心の隙を

    隙憑かれ君に狂いて泣き疲れ
    其れでもと今君に遭いたい

    在るが儘受け入れて見よ此の世添え
    ちゃんちゃらちゃらら茶番の果てで

    志知り道理知りつつ

  • 誰も知らない情けで良い

    情けも渇いた人は
    流れて逝くのだろう
    今こう為て生きてる人
    問う事も為ないで
    死に逝く何も感じず
    情けさえも知らずに
    人は誰も便利求め楽に溺れる丈
    誰も知らない情けで良い
    重過ぎると持てなく成る
    密かに思い思われれば
    人と為て踏み止まって
    見付けましょう
    真実

    何時でも目を凝らしたら
    近くに情けが在ると
    感じるでしょ
    本当は皆
    解って居るんでしょ?
    誰も知らない情けで良い
    当たり前とは言わないで
    情けを普通と言わないで
    独りじゃ掛けられない

    誰も知らない情けで良い
    重過ぎると持てなく成る
    密かに思い思われれば
    人と為て踏み止まって
    誰も知らない情けで良い
    人の情けを大事に為て
    今の時代に流されないで
    心根に刻み込んで
    情けと言う
    真実

    参考元
    白井貴子
    「名前のない愛でもいい」

  • 死季(shi-ki)

    掲げた標
    人は見ない
    終わりへ向かう人
    曇る眼
    陰り逝く人
    近く死出の旅

    人亡くなり
    心死んで
    眼も病んで逝く
    腹も立とう
    我慢出来ぬ
    血溜まりの後

    楽為過ぎて
    耄ける人
    中身迄失いて
    虚勢張るは
    空しき事と
    我も解らずに

    此の世朽ちて
    浮き世人よ
    三途に流れて
    サヨナラ

    仏も神も居ないと言う
    御蔭を知らぬ癖に
    心宿る御蔭様に神仏宿る

    廻り廻る
    善しも悪しも
    皆は如何生きる
    終わりの音が哭る前に
    何か変えてく

    本歌
    大貫妙子 & 坂本龍一
    「四季」

  • かいじゅうのひと

    人間は人と言うんだ
    だけど神にと為りたがるんだよね
    直ぐ直ぐ鬼に成るよ
    そう為て誰でも仁を泣かす
    人の情け添え踏み躙ったり
    御前の所為だと責任転嫁
    其れでも一端の人だ何て宣うんだよ
    他人事知らんがな皆の気持ち
    人に成れば解る?
    解らないなら知らない

    人間は人と言うんだ
    だけど鬼へと成っちゃうんだよね
    直ぐ直ぐ仁を捨てて
    そう為て誰でも神をも泣かす
    畏れも知らずに冥加も知らずに
    神頼み為ては厄が落ちたと
    何時でも勘違い為てる其れが人間なんだよ
    他人事知らんがな皆の気持ち
    人に成れず解る?
    知らないから解らない

    そうだね此の世は何処も彼の世なのかも知れないね
    神でも鬼で添えも人でもなくて
    刹那無常に流る
    流れ逝く何かしら
    仁添え晦渋

    本歌
    原由子
    「かいじゅうのうた」