you don't know me

意見には個人差が多分に含まれて居り〼

タグ: 折坂悠太

  • 友引

    生まる去ぬる
    狭間に皆人に成る
    苦しみと喜びが
    代え難い糧と成る

    至る離る
    何かの拍子に箍外れ
    御蔭は御互いの
    心根に宿って居る

    口が禍を
    招く事に

    聞く耳を持ちて生け
    実生らし人と成れ

    括る留る
    高飛車が後に仇と成る
    見返り期待為て
    口は滑り消えて逝く

    噤む黙る
    知らぬ存ぜぬつき通す
    取巻の者共に
    根回し為ても襤褸が出る

    口が禍を
    招く事に

    聞く耳を持ちて生け
    実生らし人と成れ
    耳をも貸して生け

    楽為たくさ迷い
    何も解らずに遣られました
    おいたし遣り過ぎた後に大事だと
    気付いた時にはもう二進も三進もどん詰りでした
    私は諸行無常
    私は生れ逝きたり
    已まれます私は
    至ります私は

    廻る巡る
    人生く中で何が立つ
    立てぬ人とし立とう
    腹括り皆で立とう

    口が禍を
    招く前に
    其の言葉潰してけ
    そして其れを糧と為て

    来至る其の時に
    残さぬ様に

    澪つ串て生きよう
    澪つ串現世に
    澪つ串て生きて往く
    澪つ串現世に
    澪つ串て逝こう

    本歌
    折坂悠太
    「逢引」

  • 阿吽

    阿吽の阿始まるの
    阿吽の阿どんな世に成る
    此の世に生まれ熅るが人か
    阿吽の阿何方に行くの

    阿吽の間如何生くの
    阿吽の間良く見開いて
    栄えては陰り其の繰返し
    阿吽の間何方に逝くの

    阿吽の吽終りなの
    阿吽の吽こんな世だから
    此の世で人は何を為て来たか
    阿吽の吽もう手遅れ

    本歌
    折坂悠太
    「みーちゃん」

  • 人

    人目も熟れない此の世
    何処にも人が居てよ
    「何故生きてるの?」と誰か
    「死にたく成るよ」と私

    虚しい心
    何にも無い心

    怒りも不興も買って
    ローカルワイドと閉じた
    情けと思えば此の世
    虚栄心舞踊る

    憂いも為ぬと
    大事も無いと為て
    人が生く程
    亡く為て逝く心

    人にも熟れない此の世
    何処に人が居るのか
    「心は在るよ」と誰か
    「何処に在るの?」と私

    虚しい心
    何にも無い心
    人が生く程
    亡く為て逝く心

    虚しい心
    何にも無い心
    人は生く程
    亡く為て逝く心

    本歌
    折坂悠太
    「道」

  • 噤鉗黙

    彼の世先立つ人情け人の
    過ぎし人は暖かさを忘れてる
    眩れる人は喚き
    何時も青い野次
    そんな此の世生きる人に
    手合せる私

    舌の根添えも乾かぬ人
    囀れば舌も切られ

    其れが此の世と
    誰も過ぎる
    でもね善く見て欲しい
    人には未だ未だ
    情けの欠片在る筈と

    情け廻り亦来るだろう
    人が
    ちゃんと生きて居れば
    だから前を御覧よ

    人は生きる
    情けの人と為て
    人には未だ未だ
    在るんだと傍に居ると
    其れが此の世と
    人の情け
    然う為て人は生きる
    人には未だ未だ
    情けの欠片在る筈と

    生れ逝く人と情け

    本歌
    折坂悠太
    「鶫」

  • 娓娓

    此の期に及んで皆何を為る
    業を野に放ち
    後も無く此れじゃ彼の世と同じ
    此の世流れる

    噫
    死んでも良いよと吹いて居る
    明日は我が身と知らへんもんな
    口に出したら業廻る

    嗚呼
    不意に終わりそに成る此の世
    何とか取り留めて
    生欠伸生返事為る浮き世
    人は流れる

    噫
    何時もの事だが混迷雷鳴
    誰も人には成れへんもんな
    今居るは化物と成ろう

    此の世浮き世憂き世彼の世
    目眩まし
    此の世浮き世憂き世彼の世
    目眩まし
    此の世浮き世憂き世彼の世
    目眩まし
    此の世浮き世憂き世彼の世
    目眩まし

    目眩まし

    此の世浮き世憂き世彼の世
    此の世浮き世憂き世彼の世
    此の世浮き世憂き世彼の世
    此の世浮き世憂き世彼の世
    此の世浮き世憂き世彼の世
    目眩まし

    二極化に別れ逝くのは此の世
    人も流れて

    噫
    生くは容易い
    良く言うよ
    廻りの犠牲者知らへんもんね
    何も知らずで業廻る

    毎度毎度の醜態変態
    誰も人には成れへんもんな
    今生くは化物と成ろう

    本歌
    折坂悠太
    「荼毘」

  • 間日

    今生の別れ為る人達は悟る事無く
    御互いに嫌よ嫌よの御蔭
    睨めっこ為て

    嗚呼
    生けど解らぬ人間道
    昔昔の話だもんな
    平衡も調和も亡くす

    唖唖
    何処に靠れて居るのだろか
    真中で立てぬ人
    崩れたる壁に巻込まれるか
    仕舞う愈愈

    嗚呼
    逝けど解らぬ六道の辻
    何を望もと戻れんもんな
    此処からは独りで行けよ

    南無三南無三南無三南無三
    阿弥陀仏
    南無三南無三南無三南無三
    阿弥陀仏
    南無三南無三南無三南無三
    阿弥陀仏
    南無三南無三南無三南無三
    阿弥陀仏

    阿弥陀仏

    南無三南無三南無三南無三
    南無三南無三南無三南無三
    南無三南無三南無三南無三
    南無三南無三南無三南無三
    南無三南無三南無三南無三
    阿弥陀仏

    嵐をも引起したる人間
    ニルヴァーナ何処に

    嗚呼
    生くも逝かぬも即間道
    己の足で立てないもんね
    靠れては睨めっこ為て

    逝くも生かぬも三人三様
    皆と同じじゃ詰らんもんな
    此処からは人とし生きよう

    本歌
    折坂悠太
    「荼毘」

  • 夕顔

    嗚呼、
    何処へ行くの
    皆為て「そら、知らんで」
    誰も言うの
    「自分、神ですよ」と

    古臭い私に地鳴りと成り襲う
    手上げる私に誰も笑う

    此の世仕舞逝くは人の…
    人の業と解らぬ人の…
    此の世仕舞うそして人は…
    人は何処に対って居るの…彼の…

    末期の水を貴方に上げよう
    覚悟も決めれず「未だ死にたくない」と
    解らず騒いで何時も後の祭り
    手招く私に未だ言って居る

    人が終る終りそして…
    人は神には成れぬのに…
    人は何を目指し逝くの…
    人迄捨てても得る物は…

    嗚呼、
    今の人は亡く為たの?
    未だ昔人に宿って居た
    物は在る?

    人が終る此の世仕舞う
    人が何も解らぬのなら
    此の世仕舞人は終り
    人は止まり続けてたい

    人は終る仕舞うだから
    苦労厭わず生抜いて
    人の糧と為てさあ生きよう
    夢幻は直ぐ直ぐ醒める
    ほら前を見て、
    生け!

    「人はどんな、
    観念?概念?」
    「そりゃ無情」
    「じゃあ終了」

    本歌
    折坂悠太
    「朝顔」