淚さへ
解らぬ此乃世
誰之目に
映りませうか
乱れ浸む訳
替歌「人唄」より
詠み出だしたる短歌也
意見には個人差が多分に含まれて居り〼
初めは正しい意志が在った
其れが不正に巻き込まれ歪み涙浮かべ君は死んだ
だから僕も君を追い掛けよう
君の涙の理由さえ解らない此の世に見切りを付けて
誰の目に光る涙さえも解らない此の世の
誰の目に此の世が乱れて居ると映るので在ろうか
人よ 人の人みだれし日 きみは何を胸に抱いて
人の空は上の空だね きみの目に宿るその意志よ
墓穴ほった日 裏へと隠れ真似をして嘯笛吹いた
プールに裏金で 賄賂の奴の口利いた
文書を偽装 一度切りと部下達に
あいかわらず懲りもせず 同じ頭で遣ってます
人よ 人の灯は儚くて 生き急げば風は冷たい
暇乞いを自分に遣れば 確かにすっぱり逝けるかな
今年も人の業 大きいと 選別する手をふと止めて
乾かないインク待ちで 閻魔大王様が言った
此の世をぬけて 扉がすんなりあいた
ちょっと拍子抜けをして ため息なんかついちゃって
人よ 人の人みだれし灯 冷たい行為 鼻にしみて
宣う人にかぎって いつも自分すらわかってないのです
きみの逝き先 そこに向かう僕が居て
きっと逢えると信じてる 此の世に見切りつけちゃって
人よ 人の人みだれし日 きみは何を胸に抱いて
人は空で上の空だね きみの目に光る涙さえ
命さえも軽んじている 知らない奴に心凍る
人が人を軽んじている 終末がそこまで迫ってる
世も末何もかも終わります
人よ 人の人みだれし日 きみは何を胸に抱いて
人は空で上の空だね だれも目に光る涙さえ
だれの目に此の世みだれし灯
本歌
大江千里
「秋唄」
久方振りの光長閑に
心無いなら静かに散らせ
人は何時かを繰り返す
あ…あ…ぅうぅうぅ
徒花咲くを詠むれば
彼の世を眺めぬ
彼の世を眺めぬものは無い
鵲舞いて渡るや何処へ
白き霜降る此の世も更ける
人は何時でも繰り返す
あ…ぁ…ぅううぅう
徒花咲くを眺めぬは
此の世を詠めず
此の世を詠めず狂い咲く
彼の鹿と鳴き道添え尽きる
人の奥には思いも尽きる
人は何時かと繰り返す
ぁ…あ…うぅううぅ
徒花咲くを恐るれば
此の世の手向けに
彼の世の手向けを舞い戻せ
本歌
坂本冬美
「羅生門」
紀友則
小倉百人一首33番/古今集 春下・84
ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心なく 花の散るらむ
中納言家持
小倉百人一首6番/新古今集 冬・620
かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞ更けにける
皇太后宮大夫俊成
小倉百人一首83番/千載集 雑・1148
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
此の世の嵐の風に載り
終わりし時が来ると云う
信じる人の 其の神に
私も縋って 縋って見たかった
心にも触れも為ぬ 今の人
自分丈求めても 今の人
歪む 砕ける 繰り返す
叩く 伸される 杭を打つ
此の世即ち あゝ人の業の海
此の世の終わりが 其処に在る
何時迄生きて居たいのか
誰も解らぬ 手の温み
其れでも人だと 人だと言えますか
報われぬ生ですが 自分の所為
心迄壊為ても 自分の所為
手立て 口丈 見掛け丈
軈て 闇丈 終わり丈
此の世即ち あゝ人の業の舞
迷い 惑いて 何を為る
終わる 其れでも 抗うか
此の世終わるも あゝ人に解らずや
本歌
石川さゆり
「越前竹舞い」
生まれ出でても
此の世こんなに成ると思わなかった
皆の心
空洞に成って
其れ添えも慣れてた
近近にでも終われる様にと
人は仕度も為ない
持ち腐れてた情けと言うモノを
「もう要らない」と捨てた
彼の過去より今の内
省みらぬも今の内
早く速く急かす人は
今許りで過去見ず
誰かが呉れた確かな情け
何にも変え難くて
情と心は見えないものだから
気付かないのだろう
何をも毀為ず
生きる
そんな事出来ないけど
他人を大事に思う事は
誰にでも出来る筈
刻刻迫る時
少しでも進むのを止めて
省みるを希う
如何か心拾って
生きたいのなら今の内
此の世変えるも今の内
知らぬ存ぜぬ此の世の人
今許りで先は見ず
逝きたいのなら逝けば善い
生きたいのなら生くが善い
如何せ終わる此の世の様
人知れずゆくが善い
いけば善い
ゆくが善い
参考元
一青窈
「翡翠」