世は憎し
人は何の気無しに責む
人の側に
此の世酔ひ季の浮き世
彼れは修羅の人
善悪に揺らいでる人
糸を貸し己を助けて呉れ
切にと乞い願う
人は晴れ
情け亡く為て生き過ぎる
其の人は
のらりくらりと為
物言う吾は神
誰も彼も跪けと
人を見下げつつ我も解らず
人の様な痕を遺す
はしれる人此の浮き世生きる人
跡はかなき此の憂き世何処へ行った
苦労為ず
一つ覚えで楽を為れば
人の中
情け育たぬ御仁
行き方添えも知らず
生き方をも知れず仕舞う
誰か殺し乍ら次は自分と
隠るる人の息の根も
逃げ生す
人は常に背を向けつつ
痛み感じぬ人
五体満足
物申す人は
軈て蔓延る蕁麻の
口悪怯れず誰も彼も刺す
世は酔い人は業
強る人に弛ぶる此の浮き世は
壊る毀る強る此の憂き世毀る
強る人に弛ぶる此の浮き世は
壊る毀る強る此の憂き世毀る
本歌
さだまさし
「修二会」

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